役に立つか、立たないかで人やモノを判断することはないだろうか?
- 自社にとって役に立つから採用しよう
- これがあれば役に立つから購入しよう
- キャラよりも、役に立つかで判断する方が効率的だ
これらの考え方は至って普通な考え方で、今現在の世間一般の考え方だと思います。しかしそんな考え方の時代は終わろうとしています。
結論として、キャラ立ちしないと生きにくい世の中になる。
自分はサラリーマンをしていて、会社員というのは完全に役に立つかどうかだけの世界だと日々感じています。
この仕事は自分じゃなくてもできる、部長も役職が外れるとただの社員、会社をリストラされたら何も残らない。
そんなことを考えながら今はサラリーマンをしています。
しかし自分自身にキャラがあれば、何かの役に立たなくても存在する意味があります。
今回はキャラ立ちしなければならないということについて記事にしていこうと思います。
今後の社会では必須になる考え方と確信しているので、是非読んでみて下さい。
NEWTYPE

「役に立つもの」と「意味のあるもの」という考え方は山口周さんの「NEWTYPE」という本に出てくる考え方になります。
この本の内容をキンコン西野さんがすごく分かりやすく解説しています。
コンビニには「役に立つもの」と「意味があるもの」が置いてあります。それを分けてみると、下のようになります。
- 役に立つもの:ハサミ、ホッチキス
- 意味のあるもの:タバコ
これらの一番の違い、それは「役に立つもの」は1種類しか置いていないのに、「意味のあるもの」はたくさんの種類が置かれているということ。
要するに「役に立つもの」は1つだけあれば良いということです。
2番目に切れるハサミ、2番目に留められるホッチキスが欲しい人はいるでしょうか?
よっぽど変わった人でない限りいらないはずです。
対照的にタバコは覚えられないくらいたくさんの銘柄が置いてありますよね。
好き嫌い、その時の気分など購入者にとって他の人とは共有する必要のない意味があるからです。

役に立つより、キャラが立つ時代

人に置き換えて考えてみると、役に立つ人というのは例えば計算が早い、字がきれい、データ入力が早いなどの人を指します。
これらのスキルはその人じゃなくても代替え可能なスキルではないでしょうか?
そして必要とされるのは1番の人だけという生き残りが困難な環境です。
昨今では事務処理が早いというスキルを活かして事務作業のアウトソーシング業をやる人もいるくらいです。
つまり社内で1番とかのレベルではなく、日本や世界で一番の人じゃないと仕事が取れない時代になってきています。
そして近い将来AIが出てくると人は太刀打ちできなくなるでしょう。
「役に立つ」というポジションで売り込みをするのは、強烈な狭き門である上、AIという人では到底敵わない未来しか残っていないということです。
こういった結果から「意味がある」という立ち位置にシフトしていくと予想されるわけです。
人において考えてみると「意味がある」=「キャラが立つ」と置き換えることができると自分は思っています。
- いつもニコニコしていて、周囲を明るくできるキャラ
- 口が上手ではないけれど、嘘をつくことがないから信頼できるキャラ
- 物静かな雰囲気だけれど、ひとたび動き始めれば鬼作業できるキャラ
どんなキャラでも良いわけです。
なぜなら一番になる必要がないから。
自分というキャラを立たせてさえいれば、それだけで存在する意味がある。
「役に立つ」という人は代わりが効くスキルだが、「キャラが立つ」というのはその人にしかない唯一無二のスキルなので代わりがないということです。
「役に立つ」というスキルが限界まできている証拠であり、今から「キャラ立ち」を意識して振る舞えば近い将来、重宝される人材になれますよ。
自分のキャラはなんだろう?

いかがだったでしょうか?
自分は自分のキャラはなんだろうかと思いました。
多分キャラは自分で決めるものではなく、他者に与えてもらう意味なんだと思います。
できれば自分にとって嫌なキャラ立ちはしたくないですよね。
こうなりたいと思うキャラに仕立ててもらえるように、こちらから働きかけて行くしかないですね。
皆さんはどんなキャラがいいでしょうか?
考えてみるきっかけになれば幸いです。
それでは、KATSUNがお送りしました。
下記の記事では山口周さん本人が詳しく解説されていますので、是非合わせて読んでみて下さい。

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