副業が当たり前となる将来、どうすれば良いのかお困りの方も多いはず。
- 何をすれば良いのか分からない
- どういう副業がおすすめなのか知りたい
- 本業の手を抜くことなく、相乗効果を感じたい
上記の悩みを抱えている方に向けて、個人事業主という選択肢を紹介します。
結論としては、個人事業主になると恩恵がたくさんある。
自分は本業はサラリーマンをしながら、現在副業の一環としてこのブログ運営をしています。副業は一つに絞る必要性もなく、他にできることはないかと日々模索中でもあります。
今回の記事では主にサラリーマンを本業としている傍ら、副業を検討している人に向けた記事になります。
職種は自由になるのですが、個人事業主として副業を始めるメリットについてご紹介していきます。
選択肢の一つとして参考になれば幸いです。
個人事業主とは

個人事業主とは、簡単に言うと「個人」で営利目的の事業を営む人のことを指します。
要するに会社などの「法人」に属さず、自分のみ、もしくは自分と家族などの比較的少数の人員で仕事をしている人のことになります。
事業主というと仰々しい感じがしますが、街で見かける個人タクシーとか、自営業の八百屋さんなどは全て個人事業主になります。
今ではアフィリエイター、YouTuberなんかも個人事業主になる場合があります。
ある程度以上の収益が発生する事業は全て個人事業主とすることが可能ということです。
個人事業主のメリット

副業を行っている人のほとんどは個人事業主としては行っていません。理由は収益が少額の場合が多いのと、大多数の人が個人事業主という考え方を知らないから。
完全なる情報不足です。昨今は情報を知っているかどうかが人生を左右しかねない時代です。少し前まで自分も情報弱者でした。
それでは具体的に個人事業主となるメリットは何なのでしょうか?
それはずばり税金面でかなりのメリットがあるということです。
できれば節税して少しでも出ていくお金を抑えたいですよね?
会社だと給与天引きという形であまり意識することがないのかも知れませんが、税金は支出の中でもかなりの割合を締めています。
知らない人は一度自分の給与明細とにらめっこすることをおすすめします。このお金があればなーと思うはずです。
個人事業主になることで支払っている税金を減額できるかもしれないので、そのメリットについて紹介していこうと思います。
メリット①:損益通算

損益通算とは、本業の収入、副業の損益を合算することを意味します。
意味不明ですよね?笑
以下の場合を考えてみて下さい。
- 本業:年収400万円
- 副業:収入20万円+支出-220万円 年収-200万円
まずは所得税の部分から考えると、本業の400万円に掛かる税金はざっくり134万円です。
しかし損益通算により副業のマイナス分-200万円があるので、この人の個人の年収は200万円として見なされます。
200万円にかかる所得税は78万円。差額の56万円が確定申告により返金されます。
56万円はとても大きいですよね。
当然の意見として、副業の年収はマイナスだからこんな副業しないほうがいいじゃないかと思いますよね。
支出としている-220万円にフォーカスしていくと、普段の生活の一部を経費として計上した結果になります。
- 仕事で必要な通信費
- 経費計算用にパソコンを購入
- ビジネスの打ち合わせという会食費用
- 自宅の半分を事務所として使用している
上から端的に説明していくと1.月々のスマホ代、2.個人のパソコン購入、3.友人との飲み会費用、4.家賃の半分となります。
これらの費用って普段の生活でも支出ではないですか?
経費として計上することで赤字の副業に見えてしまいますが、本来節税に絡めることができない費用まで個人事業主は経費として計上可能になります。
ずるいようにも見えますが、個人事業をする上では欠かせない費用なのでなしにはできないということです。
本業だとただの支出で終わり、副業だと経費とすることで収入を下げ、所得税の徴収額を下げることが出来ます。
結果としては同じお金がなくなっているだけです。
赤字の副業、何が問題なのでしょうか。
メリット②:青色申告による特別控除

個人事業主の税金の納付方法について白色確定申告と、青色確定申告という2種類の方法があります。
簡単にいうと青色確定申告は個人で税金算出に必要な情報を作成するということになります。
白色だと役所の方が時間を掛けて処理することになるので、人件費が掛かります。しかし青色確定申告で作成した状態で出せば、その分の控除をしますよという内容です。
この控除額が破格です。
最大で65万円!
個人事業主にならないと得ることが出来ないお金です。
手間は掛かるけど控除額と照らし合わせると、個人でやるしかないですね。笑
メリット③:給与という経費

損益通算の紹介でも述べましたが、経費としての扱いが税金面でかなり重要になってくることは何となく分かって頂けたと思っています。
この経費ですが、当然ですが給与も経費になります。
仮に家族を従業員として雇っていた場合、家族に支給する給与は経費になります。
家族にお金を渡して、自分は節税ができるということです。
知っているのと、知らないのでは雲泥の差がある人生になりますね。
副業だと会社にバレるのか

副業解禁の企業が出てき始めている一方、頑なに副業禁止の企業も多いのが実情です。
個人事業主になることで副業がバレる可能性についてですが、ほとんどの場合でバレる心配はないと思っています。
まず副業所得が20万円以下の場合は確定申告の必要性がありません。上記の例で示したように経費をしっかり積み上げ、できるだけ収入を減らす努力をすること。
収入が20万円を超えて来ると確定申告の必要がありますし、住民税は「本業+副業」の損益通算後の所得で算出されるため、本業の収入しか知らない会社側からすると不自然に高額の住民税となってくる可能性があります。
個人的にはあまり神経質に考える必要がないかと思っていますが、対策をするという場合は「住民税・事業税に関する事項」で「自分で納付」を選択すれば、バレることはなくなると思います。
それ以外でバレる場合は、自分で会社の仲間などに個人事業主として事業をしていて収益が出ていると公言してしまうことでしょうか。
会社にバレるとまずい場合は会社では話しをしないほうが無難かも知れませんね。笑
将来のスタンダード

いかがだったでしょうか?
今回は副業で個人事業主になることのメリットについて紹介してみました。
副業がスタンダードになると思われる昨今、近い将来サラリーマンは2枚以上の名刺を持っていることが当たり前になってくるのかなと思います。
そういう情報を知っていて、実際に行動に起こせるかどうか。
人生の分岐点になりそうです。
自分はストレスフリーに生きることが目標ですので、お金のストレスを少しでも下げるべく行動していこうと思います。
是非参考にしてみて下さい。
それでは、KATSUNがお送りしました。
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