どうもKATSUNです。
今回は時々耳にする個人スコア、もしくは信用スコアというものについて記事にしてみようと思います。
初対面の人が信用に足る人かどうかって分からないですよね。今現在では着ているモノ、表情、雰囲気など曖昧な判断基準で人を判断していると思います。
だからこそファーストインプレッションで先入観を与えることが可能なのですが、将来的にはファーストインプレッションによる先入観が通用しなくなる社会になるかもしれません。
なぜなら個人の過去の経歴などから点数化され、管理されるかもしれないからです。
結論としては、近い将来AIに人間が管理される時代がくるかもしれないです。
大げさかもしれませんが、点数化する理由は客観的に見ても分かるということだから、AIでも判断できるようになります。AIが判断できることならAIにやらせる方が早いし、間違いがないですよね。
そんな近未来の社会への第一歩が個人スコアなのかなと思っています。
以下にコメントしていきます。
個人スコアについて
そもそも個人スコアとは、「あなたが信頼に値する人間なのか」ということを点数化して示すものです。
学歴や職歴といった過去の経歴、金銭の借り入れと返済状況などだけではなく、どういう性格の人なのかなど、今まで点数化が難しかったあらゆる情報を点数化して判断していくもののようです。
中国では人柄や収入なども含めて個人のスコアの運用が始まっているようです。
人口が多いとは言え、何だか味気ない管理ですよね。その時の喜怒哀楽など咄嗟の行動はどうやって判断するのでしょうか。人間は感情のある生き物なのでどうやっても予想外の出来事が起きそうですけどね。
AIにより算出される
年齢、性別、経歴、性格、金融情報、犯罪歴、SNSでの発信など記録の残る膨大なデータをもとにAIが個人スコアを算出するようです。
判断基準は当然ですが不明です。この基準が公表されてしまえば点数稼ぎをする人が続出してしまい個人スコアが信用に足らない判断基準になりかねないですよね。
ぱっと判断する分には楽なのかもしれませんが、心を入れ替えて改心したとしても個人スコアに反映するまでには相当な努力が必要になりそう。厳しく考えてみると一度犯した十字架は未来永劫引きずって生きていくしかない状況になるかもしれません。
個人スコアを上げようとしたら・・・
様々な要素を加味して個人スコアはAIにより判断されるということを述べました。今はまだ表面化していないから気にする人も少ないかもしれませんが、この事実がもっと大々的に表面化してくると個人スコアを上げようとする人が必ず出てくるでしょう。
そうなると、いよいよAIに支配される社会になっていくのかなと思います。
個人スコアを上げたいがために、AIに良く評価されるように振る舞う生活、24時間監視されている生活・・・正直考えただけでゾッとする世界ですね。
究極な言い方ですがAIに媚びを売る人生です。
メリットが大きいのかもしれませんが、人によってはデメリットもかなりありそうです。
個人的には自由に生きることが最終目的なので、AIとは言え監視され、管理されるのは嫌だなと思ったりします。
フラフラと、気の向くままに生きれる社会になってもらいたいです。
日本で運用されているサービス
具体的にスコア化するサービスをまとめようと思います。
J.Score(ジェイスコア)
みずほ銀行とソフトバンクグループの共同出資で作られたJ.Scoreという会社が運用するサービスです。
個人を特定する情報は不要で、年齢、性別、住居などの要素からAIがスコアリングするようです。
これにより金融商品や限度額にサービスがあったり、特典を受け取れたりします。
ドコモスコアリング
ドコモが行うスコアリングサービスで2019年上期よりスタートするとされています。
年齢、性別、ドコモの携帯の利用状況、支払い履歴からスコアリングを行うようです。
今後金融機関でも活用されるようになる予定です。
LINE Score(ラインスコア)
2018年からLINEが運営するスコアリングサービスです。
LINEでのやりとり、ニュースの閲覧履歴などからスコアリングを行うようです。
LINEPayなど電子マネー関連も出てきていることから金銭的な部分にも当然活用されていくと思われます。
総じて
スマホ、携帯電話などのオンラインで情報が残るものから始まっていくのかなという感じです。そして個人のお金や資産に反映していくという感じがします。
ちょっと嫌ですよね。プライバシーの侵害というか、アメリカが中国に対して言っているバックドア的なイメージを個人的には受けます。
スマホの閲覧履歴などから個人の属性を判断されるのかもしれないと思うと、自由に検索すら出来ないようになってくるし、人間らしい活動の幅が減ってきそうです。
まとめ
人が点数化される社会となると、個人的には映画「マトリックス」をイメージしてしまいます。AIに人間が管理され何が現実で、何がデジタル世界なのか分からない世界。境界線が薄れていく感じがしますね。
AIの発達により人間の仕事の多くが機械に取って代わられるという話も聞きますが、いずれは機械に人間が使われる時代がくる気がします。
何だか嫌な気もしますが、それにより得られる利益が大きいのなら抵抗することは出来ない社会変革なのかもしれません。
人間味のある人間であり続けたいです。
しかし個人スコアで管理されると機械的に生きていくしかない可能性もあります。
今後の動向に注目していくしかなさそうですね。
それでは。
コメント